DX ご提案書

PROPOSAL FOR TAKEIRI SEISAKUSHO

営業から製造工程まで、
「いま、どの案件がどこにあるか」が一目で分かる会社へ

— 見込み・商談・受注・製造工程・図面を Zoho CRM の看板(カンバン)ビュー で一気通貫に見える化する、スモールスタートのご提案

提出先株式会社竹入製作所 御中
ご提案株式会社 etika
日付2026年6月
テーマ受注生産・一品一様の「属人化」解消

01 | 現状の認識

御社の「強み」を支える情報が、いま“人の頭の中”にあります

創業1946年・五面加工機による大型部品の社内一貫、設計変更と短納期への対応力。この強みは「受注生産・一品一様」だからこそ生まれています。一方で、その同じ特性が、情報を属人化させやすいという面も持っています。

① 案件状況が見えにくい

引き合い〜見積〜受注の状況が担当者ごとに分かれ、「あの案件は今どうなっている?」が社長や他のメンバーから見えづらい。失注の理由も残りにくい。

② 工程の進捗が点在

受注後、どの案件が設計・加工・組立・検査・出荷のどこにあるのかが、現場と事務で別々に把握されている。一品一様ゆえに負荷も読みにくい。

③ 承継後の暗黙知

2025年の代表ご就任後、顧客ごとの特殊仕様・過去のやり取り・図面が、ベテランや社長個人の記憶に依存。引き継ぎ・育成のボトルネックに。

※ 製造業(従業員50名以下)の生産管理システム導入率は 37.9% にとどまります(出典: SBクリエイティブ「ビジネス+IT」/中小企業白書解説)。一品一様の受注生産は既製の大型システムが合いにくく、「見積・案件・工程・図面の横串」から小さく始めるのが定着の近道です。本提案はその考え方に立っています。

📡 ご参考:公開情報から見える「情報基盤」の現状

ご提案にあたり、公開されているドメイン設定(DNS)を拝見した範囲では、以下の状況が確認できました。

  • メール(takeiri.com)と Webサイト(takeiri-seisakusyo.jp)が別々のサービスで運用されている(メール=カゴヤ系、サイト=さくら系)
  • メールのなりすまし対策(DMARC)は現状未設定

= 情報基盤がやや分散・旧来型の状態です。まずは Step 1(案件の見える化)から始め、それが定着した先に、メール・グループウェアを含む情報基盤の統合とセキュリティ整備も、無理のない発展テーマとしてご一緒に検討できます。

※ 公開DNS情報(SPF/MX/DMARC)からの観察です。メール送信に関わる設定が分かるもので、社内でお使いのツール全体を示すものではありません(2026年6月時点)。

02 | ご提案の全体像

2つのステップで進めます

いきなり大きく入れず、まず「社内の見える化」で成功体験を作り(Step 1)、それが定着した後に「新しい引き合いの掘り起こし」へ広げます(Step 2)。

STEP 1 / まず、ここから

営業〜製造工程の「見える化」

Zoho CRM の看板ビューで、見込み〜商談〜受注〜各工程を1画面に。取引先ごとの履歴と図面も紐づけ。
= 社内が同じ情報を見られる土台づくり

STEP 2 / 定着後に拡張

引き合いの掘り起こし

自社サイトの資料DL・問い合わせ、既存/休眠顧客・展示会名刺へのメール施策。反応した相手のシグナルを営業がつかむ。
= 新しい商談の入口を増やす

03 | STEP 1(スモールスタート)

STEP 1  Zoho CRM 看板ビューで、接触から納品までを“横串”で可視化

看板ビューとは、案件(カード)を「ステージ」や「工程」ごとの列に並べ、状況の変化に合わせてカードを動かしていく表示方法です。一覧表や個人のExcelと違い、「今、どの案件が、どの段階にあるか」が会社の誰から見ても一目で分かります。

① 横串その1:商談パイプラインの看板ビュー

見込みの段階から提案中・見積提出・交渉・受注までを、案件カードが左から右へ流れていきます。営業担当だけでなく、社長も他のメンバーも「提案中の案件」「止まっている案件」がすぐ分かります。

▼ イメージ:商談パイプライン(カードをドラッグで次の段階へ)

見込み

食品ライン用 搬送装置A食品機械 / 引合
検査治具 一式B医療機器

提案中

専用機 改造案件C工作機械 / 提案資料作成中

見積提出

大型部品 五面加工D自動車部品 / ¥—
組立・据付一式E社

交渉

省力化装置 1号機F社 / 納期調整中

受注

搬送機 増設G社 / 受注確定

② 横串その2:受注後の「工程」看板ビュー

受注した案件が、設計→材料調達→加工→組立→検査→出荷のどこにあるのかを、同じく看板で表示。接触段階から納品に至るまで、すべての案件が工程ごとに横串で可視化されます。専用機案件と加工受託案件が混在しても、負荷が一目で読めます。

▼ イメージ:製造工程の看板ビュー

設計

省力化装置 1号機F社

材料調達

搬送機 増設G社 / 海外協力会社

加工(五面)

大型部品D自動車部品

組立

専用機 改造C工作機械

検査

検査治具B医療機器

出荷

組立・据付E社

※ 工程の看板表示は、受注案件を「工程ステータス」で分類して実現します(看板ビュー+必要に応じてブループリント=工程の手順化機能を併用)。御社の実際の工程名・運用に合わせて設計します。具体的な画面・操作はデモにてご覧いただく予定です。

③ 縦軸:取引先ごとの「カルテ」で、過去の受注・製造履歴を一覧

横串(プロセスごと)で全体を見る一方、縦軸=取引先という単位でも、ツリー構造でデータを掘り下げて確認できます。1社を開けば、その会社の過去の受注履歴・製造履歴・やり取り・図面がぶら下がって一覧表示されます。「この客先には以前どんな特殊仕様で納めたか」が、担当が変わっても会社として追えます。

🏢 取引先カルテ:C工作機械 株式会社
商談・受注履歴
専用機 改造案件提案中2026/05〜
搬送装置 一式受注・納品済2024/11
大型部品 五面加工(リピート)納品済2023/06
製造履歴・特殊仕様メモ
表面処理は指定業者A固定前回トラブル回避のため
公差指定 きびしめ検査記録を添付保管
📎 図面・関連ファイル
搬送装置_組立図_rev3.pdf2024/10 更新
大型部品_加工図.pdf2023/05

④ 図面を案件・取引先に紐づけて管理

図面や注文書を、案件カード・取引先カルテに添付して一元管理。「あの図面どこ?」を減らし、電子帳簿保存法のような電子保存の流れにも対応しやすくなります。

この一歩で得られること

見えるようになるものその効果
商談の状況社長・全員が提案中/停滞中の案件をリアルタイムに把握。フォロー漏れ・失注の取りこぼしを防ぐ。
工程の状況どの案件がどの工程にあるかが一目で分かり、負荷の偏り・遅れに早く気づける。
取引先の履歴過去の受注・製造・特殊仕様が会社の資産に。承継・育成・引き継ぎがスムーズに。
図面・やり取り案件/取引先に紐づき、探す時間が減る。

📌 同業の動き(この進め方が成果を出している根拠)

芙陽工業(産業車両部品製造):紙・Excelの属人管理から、見積・案件管理・受注管理・製造負荷管理を業務アプリ化し、現場にも端末を配布。出荷ミス・部門間連携ミスが激減
光成工業(受注製造):見積を担当者個別から、フォーム入力で完了し営業・設計へ自動通知・リアルタイム進捗共有へ。
出典: サイボウズ kintone 導入事例(自社調べ)。いずれも「見積〜受注〜工程の一元化・見える化」が成果の起点という点で、御社のスモールスタートと同じ構造です。

04 | STEP 2(定着後に拡張)

STEP 2  見える化が定着した後、「新しい引き合い」を掘り起こす

Step 1で社内の土台が回り始めたら、入口(リード)を増やすフェーズへ。御社のように「具体的な製造物を表に出しにくい」受注生産でも、進め方があります。

🌐 自社サイトからの引き合い

リニューアル済みのサイトに「資料ダウンロード→問い合わせ」の導線を設置。ダウンロードした方を見込み客として蓄積します。

✉️ 既存・休眠顧客の掘り起こし

過去にご発注いただいた方・展示会で名刺交換した方へ、メールで定期的に接点を。サンプルやデモ機・試作品を題材に「こういうことができます」とPRし、再度の案件化を狙います。

🎯 反応シグナルを営業へ

サイト来訪・資料閲覧・メール反応といったシグナルを Zoho SalesIQ/Campaigns で捉え、関心の高い相手へ営業が能動的にアプローチ。

📌 参考事例:アポロウエーブ(半導体検査機器メーカー・小規模)

営業の属人化を Zoho CRM+SalesIQ+Campaigns で解消し、リード獲得が10倍以上月次の問い合わせが約50%増
出典: Zoho 公式 導入事例(自社調べ)。小規模・営業属人・長期接点維持という課題が、御社の承継後の状況と重なります。

🏁 今なら「一歩先」に出られます(同業の状況)

公開情報(DNS設定)で見る限り、近隣・同業の競合各社も、メール配信やマーケティング自動化(MA)の仕組みは導入が確認できません。この領域はまだ業界で手つかず。御社が先に動けば、地域・同業の中で一歩先んじられます。
※ 公開DNS情報からの観察(2026年6月時点)。メール送信系の設定範囲での確認です。

⚠️ 重要:Step 2 は「サイトのSEO・コンテンツ」とセットで効きます。
上記アポロウエーブのような成果は、ホームページがある程度検索で見つかり、制作事例などのコンテンツが資料ダウンロードされることが商談のきっかけになっています。したがって Step 2 は、メール施策・SalesIQ 単体ではなく、「サイトのSEO強化+制作事例コンテンツの整備」と一体でご提案・推進する必要があります(この部分は etika のSEO/Webマーケ支援と連携してご提案します)。

05 | なぜ、この順番なのか

「入れて終わり」にしないための成功パターン

成功する会社の共通点

  • 1テーマ・最小投資から始め、現場の成功体験を積む
  • 属人化を「見える化」してから、自動化・拡張へ
  • 誰が何を入力するか、運用ルールを先に決める

つまずく会社の共通点

  • ツールを先に決め、業務設計を後回しにする
  • 高機能な仕組みを少人数で持て余す
  • 入力が現場の手間になり、使われなくなる

だからこそ、御社(従業員24名・一品一様・承継直後)には、まず Step 1 の「商談・工程・図面の見える化」から。ここが御社のリアリティに最も合い、承継後の暗黙知対策にも直結します。Step 2 は、その土台の上でこそ効果が出ます。

06 | 進め方

まずは小さく、確実に

  1. 現状ヒアリング&業務フローの可視化

    見積・案件・工程・図面が今どう流れているか(紙/Excel/既存システム)を一緒に棚卸しします。

  2. 看板ビューのデモ

    商談パイプライン・工程看板・取引先カルテを、実際の画面でご覧いただきます。(本提案後にデモを予定)

  3. Step 1 のスモールスタート設計・導入

    御社の工程名・項目に合わせて設計し、まず商談+工程+図面の見える化から運用開始。

  4. 定着支援 → Step 2 へ拡張

    入力が回り定着したら、SEO・資料DL・メール施策による引き合いの掘り起こしへ。

次回、看板ビューのデモをご覧ください

御社の案件・工程に当てはめると、どう見えるか。実際の画面でご体感いただいた上で、Step 1 の最小構成をご一緒に設計します。

ご提案:株式会社 etika | Zoho CRM/Google Workspace を土台に、業務設計→データ活用→現場定着まで伴走するCRMコンサルティング

【出典・注記】本提案の事例数値は各社の公開情報に基づきます。芙陽工業/光成工業:サイボウズ kintone 導入事例(自社調べ・定性)。アポロウエーブ:Zoho 公式 導入事例(自社調べ。リード10倍以上・問い合わせ約50%増)。生産管理導入率37.9%:中小企業白書解説(ビジネス+IT)。情報基盤・同業の状況に関する記述は、公開DNS情報(SPF/MX/DMARCレコード)からの観察に基づきます(2026年6月時点。メール送信系の設定範囲での確認であり、社内ツール全体を示すものではありません)。
※ 看板ビューの具体的な画面・操作はデモにてご確認ください。御社の工程・運用に合わせて構成は調整します。本書は初回提案のたたき台であり、要件確認の上で内容を確定します。